【パルコシティ行】東陽バス

【バスコレ】北の島支店が経営危機に陥った #10 <手>

・これは【#10】です。前回の【#9】を読んでいない方は、#9から読んだ方が楽しめると思います。

店長:そうだ、「」を使ってあいつに私の気持ちを伝えよう。

永田:んっ?(なんだ、俺に向かって指をさしている。意味は何だ?興味深そうだな。もう少し見ておこう。)

店長:(なんだあの顔。わからないか意味を、あいつは察し能力が無いのか?)

永田:あっ!(意味がわかった。あいつがここに来るってことだな!でも、どうやってわかったと伝えよう。そうだ、ああすれば・・・)

店長:んっ?(指で丸を作って何がしたいんだ?あっ!OKってことね。じゃあ私も)

永田:おっ!(俺の思いが通じたようだ、気長に待つか。パンなどを買って店長にプレゼントでもするか。)

35分後

永田:おっ!(店長のバスだ、会いに行く準備をしよう。あれ?店長じゃない・・)って「水田」か!?※ 水田さんは、この時登場しました。

水田さん:おっ、珍しい人じゃないか。どうした永田。

永田:あぁ~俺は店長を待っていたんだけど・・・

水田さん:店長?あぁ~そういやさっき会ったよ。渋滞していたからまだ来ないんじゃない?

だってインターからここまで「50分」かかったからな。

永田:マジか。まぁ、あの店長ならすぐ来るだろう。

水田さん:そうだといいな。おっ、そろそろ出発時間だ、じゃあな。

永田:おぉ、またな。情報ありがとう。

水田さん:いえいえ~って、店長来たぞ!

永田:えっ?って本当だ!

水田さん:あの渋滞どうやって、まぁ行こうね。

永田:わかった、気を付けてね。

水田さん:当たり前だろ。お前も気をつけろよ。

永田:さて、店長どんな顔してるかな?怒っているかな。心配だ。

店長:おっ、永田だ。ここは礼儀正しく「お辞儀」でもするか。

永田:店長がお辞儀をしただと・・・俺もお辞儀をしなければ。

(お辞儀ってどんなのだったっけ?まぁ、なんでもいいからやっとくか。)

店長:なんであいつ土下座してるんだ()まぁ、いっか。気にしないでおこう。

永田:あれ?なんで俺土下座しているんだろう?きっと変な奴と思われただろうな・・・周りからの視線が痛い。

(早く店長のところに行こう。ふつうに考えて俺から行かなくちゃな)

 

次回「正念場」

 

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