・これは【#12】です。前回の【#11】を読んでいない方は、#11から読んだ方が楽しいと思います。
永田さん:この考えには、なにか不満点がありましたか。あったらハッキリ言ってください。
店長:わかった、君の考えはよくわかった。君のその意見、私は嫌いじゃないぞ。
でも、そんなことを言う勇気がある社員を私的に「もっと嫌いじゃないぞ」。
永田さん:?・・どういうことですか?
店長:君の社員やバスへの思いが伝わってきたよ。今後とも君には、「北の島支店の支店長」を続けてもらいたい。
永田さん:本当ですか?その言葉は本気と受け取りますよ?
店長:あぁ構わないよ。
永田さん:では、これにて一件落着と言ったところでしょうか?
店長:私はまだ君を許していない。
永田さん:ここまで許さないとは。俺はもうどうすればいいんですか?
店長:私は、最初に君が言った【新しいバスを買うまでは許さない】と言っているのだよ。
永田さん:て、店長。それは本気で言っているんですよね?
店長:こんなこと嘘では言わない。私は本気だぞ。さぁ、バスを買って君に私が届けるまで許さないからな(笑)覚悟しとけよ!
永田さん:あなたって人は本当に変わった人だよ(泣)本当に、良い意味でね!
店長:泣くなよ、ありがとう、さぁ南のバス販売で状態のいいバスをいっしょに探しましょう。
永田さん:もちろんです。お高いバスを買っても文句言わないでくださいよ(笑)
店長:あぁ良いぞ。今回は「仲直り記念」としてバスを買うからな!1500万以内ならどんなバスを買ってもいいよ。
永田さん:本当にありごとうございます、店長。「仲直り記念」ですね。それは、間違いですよ・・。
・次回「原因」