・これは【#20】です。前回の【#19】をまだ読んでいない方は、#19から読んだ方が楽しめると思います。
店長:そういえば、二人に質問があるから答えてほしい。
水丸さん:なんですか?
店長:それは、「もう1台バスを買うか」だ。予算的にもあと1台は購入できると思うんだ。
永田さん:なるほどね、4台中3台を3列シート車にするってことか。そしたら余った車両はどうするんだ?
店長:そこが問題なんだよ。どうしようかな。
水丸さん:南の島営業所にバス3台を止める駐車場なんてありませんよ?
店長:やっぱりそうだよね。困ったな~
永田さん:じゃあその北部バス販売に買い取ってもらえば?
店長・水丸さん:【それは絶対ダメだろ!大切な仲間だろ!】
水丸さん:あれ?店長。
店長:水丸さん、私と同じ考えをしていたんだね。
水丸さん:そりゃね。店長の横にいつもいたら私もバスを大切に扱いたくなりますよ。
店長:さすが水丸さん!バス愛が凄いね。
永田さん:(あの2人が怖くて会話に入れねぇ)
店長:さて、永田さん。今も頑張っている大切な仲間をそんな扱いしていいのかい?私はダメだと思うよ?
水丸さん:私も店長と同じくダメだと思います。
永田さん:本当に申し訳ない。帰ったら「4台愛をこめて洗車します」。
店長・水丸さん:それが一番ですよ!
水丸さん:きっとバスも喜びますよ!あの発言を知っていなければ。
店長:そうだね、知っていなければ喜ぶと思うよ。
永田さん:はい、そうですね。今日は徹夜でバスを手洗いで洗車します!ピカピカになるまで。
店長:本当にそれだけで良いと思うかい?「バスにも心があるんだ」。君がそんな罪滅ぼし気分で洗車をしたら・・・
【売却するから綺麗に見せるためにやっている】と思われてその努力が私は無駄になると思うぞ。
水丸さん:そうだ、バスにも心があると思うんです。
まずは、ごめんね。と言ってから「もう二度とあんなこと言いません」という気持ちで洗車した方が良いと思います。
永田さん:(この2人はバス愛が強すぎる・・・俺もあの人達のようにバスを大切に扱った方がいいかな)
・次回「増便」