・これは【#5】です。前回の【#4】を読んでいない方は、#4から読んだ方が楽しめると思います。
水丸さん:あの喧嘩の原因は一方的に「永田さん」です。
店長:ほぉ~よくわかっているじゃん。
水丸さん:永田さん本人が言っていました。
店長:はっ?本人が。じゃあ私と喧嘩したかったのか。
水丸さん:いいえ、違いますよ。
店長:じゃあいったいなんなの。
水丸さん:単刀直入に言って彼も言ってたいと思いますが、あ
店長:待て、わかった。あいつの言いたいことが。
水丸さん:それは良かったです、答えを確認してもいいですか?
店長:【新しいバスを買って】だろ。あいつが素直になったらいっしょに考えてやるよ。
水丸さん:さすが店長!察しがいいですね。それでは、また今から永田さんのところに・・・
店長:今日は行かない。
水丸さん:なぜ今日行かないんですか?なにか考えがあるのですか?
店長:水丸さん、永田に「明日またそっちに行く」と伝えてくれ。私からあいつに会いに行く。
水丸さん:了解しました、永田さんに伝えておきます。
店長:宜しく頼んだぞ。頼りにしている。
水丸さん:わかりました、しっかり言っておきます。それでは、また。
店長:ほいほい。
・永田:んっ?水丸か。どうせ失敗したという報告だろ。まぁ、一応結果を聞いてみるか。
永田:もしもし、失敗の報告か?
水丸さん:いきなり暗いこと言わないでください、説得に成功しましたよ!
永田:そんな、馬鹿な。成功しただと。信じられない、あいつはそんな簡単に許すはずがない。
水丸さん:許すとは言っていませんでしたが、これは「上手くいった」と言ってもいいんじゃないですか?
永田:まぁ、ま、そういうことにしておくか。
水丸さん:えぇ、そのほうがいいですよ!明日、店長がまたそっちに行くみたいですよ。
永田:えぇ!自ら来るって。いいよ、俺から行く!これは俺が悪いからな。
水丸さん:それはダメです。
永田:どうして!俺が行ったからってデメリットはないだろ?
水丸さん:ありますよ、デメリット。
永田:え?それは何だ。って切れてる。
・次回「心の準備」